家の近所の桜が咲いていました!その通りにある他の数本の桜の木は、まだ咲いていないのに、ちょっと枝振りの悪いその桜の木だけが、他の桜の木より毎年ちょっと早く咲くのだそうです。もう春なのですね^0^
11日に、TFGの中学生らが通うサウンドスクールで「旅立ち式」があったことはお伝えしました。で、今日は22日に行われたTFGの中学生達の卒業式の様子をお伝えします。
TFGには7人の中学3年生がいます。うち2人は、女の子で、残りの5人が男子で、そのうちの4人が、田川市にある鎮西中学校に在籍して、サウンドスクールで頑張ってきました。
女の子2人は、それぞれの学校から校長先生や担任の先生が、わざわざこのTFGまで足を運んで下さり、それぞれの学校の卒業証書を渡してくださったり、うちのリビングで本番通りの式次第で卒業式をして下さったりして、Mは笑顔で、Nは涙、涙の思い出深い卒業式をして下さいました。
男子の一人は、先週のブログでも紹介したように、関東地方の中学校の卒業式に、良も一緒に参加させてもらい、地元の友だちと心に残る卒業式でお祝いしていただきました。
で、残る4人は、サウンドスクールの卒業式には出ていましたが、在籍している鎮西中学校には通学していなかったので 、学校の卒業式には出席していませんでした。
で、22日に4名の卒業式とTFGの中3セブンスターズ!?(勝手にユニット名をつけていますが・・・^0^)全体の卒業式を、鎮西中学校でしていただきました。
まず、卒業式の会場です。生花が準備されていて、机脚がビシッと並べられていて、それはもう立派な卒業式会場でした。校長先生自らが掃除機をかけて、いすを並べて、鎮西中学校の先生方が生花を準備して下さったと言うことで、この心遣いに大感謝です。そして、会場には生徒だけでなく、卒業生の保護者も来られていて、それはもう立派な卒業式の会場となりました。
で、いよいよ卒業式が始まります。教頭先生が開式の辞を述べ、その後、中野校長先生が一人一人に卒業証書を手渡してくれました。そして、校長先生から震災の中復興に携わる人々の努力や同じ中学生の卒業式について触れ「社会に貢献できる人になってほしい」と祝辞が述べられました。
次に挨拶したのは、我らが理事長です。良は「おまえ達はすごいぞ!今まで塾でやってこれたことは誇りを持っていい。俺に出来なかったことをやれた。やれば出来る。だからやらなかったらさぼりだからな。」とフレンドリーながらも、優しさと厳しさを持って塾生達の頑張りをたたえました。そして、この機に塾を旅立つKSとKJには「塾を出て行ってからが本番。これからは、男と男、人と人のつきあいをしていこう!」と今後も関わり続けていくことを伝えていました。改まった場での挨拶を久々に聞きましたが、すごく重みがあるというか、心に伝わってくるものを感じました。数々の修羅場を乗り越え、真剣に青少年の問題と向き合い、目の前の塾生を大切にしている男の言葉だな~と、良に惚れ直さずにはいられない挨拶でした。
そして、義塾関係者を代表して、義塾で勉強を教えたり、身の回りのお世話をしてくれてきた津田さんが、子を持つ母親の立場から塾生の旅立ちにエールを送りました。この「この日をどんなに心待ちにして迎えられたことでしょう」という挨拶には、塾生達よりも参加していた保護者の方々の方がこみ上げてくるものがあったようで、目頭をハンカチで押さえているお母さん達でした。
「では最後に、卒業生のみなさんから今後の抱負なり、感想を一人ずつお願いします」の教頭先生の言葉に「聞いてないよ~」という表情の塾生達。でも、高校入試や就職で面接の練習をしてきた塾生達は、恥ずかしそうにしながらもそれぞれ挨拶しました。
第1志望の公立高校に合格したYTは「4月からは高校生になりますが、これは周りで支えてくれた方々のお陰だと思います。ありがとうございます。」と感謝を述べました。同じく第1志望の公立高校に合格し、塾を巣立つKSは「将来の夢はコンピュータプログラマーになりたいです。そのために勉強を頑張ります」と抱負を述べました。残念ながら高校入試に失敗したKJは、「僕は働きます。そして、お母さんと兄と3人での生活を支えていきたいです。」と塾を旅立った後、お母さんへの恩返しをみんなの前で誓いました。関東出身のYKは、地元に帰らず、今後も塾で生活していきます。「僕は将来料理人になりたいので、飲食店でアルバイトをしながら、通信制の高校に入学して、勉強とアルバイトの両立をしていきたいです。」と夢実現のためのこれからの道について述べました。女子のMIは「まだ今後のことは決まっていませんが、アルバイトなどをしながら今後お母さんを支えていけるようになりたいです。」と将来の目標を語りました。そして、地元中学校の先生が7名も来て下さり、塾で涙の卒業式を迎えたNRは「今後働きながら、早く自分で自立できるように頑張りたいです。」と今度は笑顔で語りました。最後に、田川の進学校に合格したKTですが、この日入学する高校のクラス編成試験と重なり、この卒業式には参加できませんでした。しかし、良がKTの代理を務め「僕は勉強して大学に行って、将来警察官になりたいと思っています。」とKTの目標を堂々と語っていました。
こうして塾生達の卒業式は終了しました。
卒業式に参加して下さっていた鎮西中学校の先生からは「工藤さんの挨拶がとても良かったし、それに応えて自分の抱負をしっかり語った子どもたちがすごかったね」「なんか感動の卒業式やったね。」と感想を頂きました。
お母さん達からは「こんな立派な卒業式をありがとうございました。」「こんな気持ちで卒業式が迎えられると思ってもいませんでした。ただただ感謝です。」と私たち塾関係者にとって何よりも嬉しい言葉・・・いえ、嬉しい気持ちを頂きました。
この瞬間が私は嬉しくてたまりません^0^
でも、津田さんも挨拶で述べられましたが、KJに高校合格の力をつけてやれなかったことが私たちの心残りです。(この悔しさを今後二度と繰り返さないように、私は努力します!)しかし、KJをはじめ進学する子も働く子もこの子達なら、今の厳しい世の中でもきっとたくましく生きていってくれると思うし、自分だけでなく家族や仲間、そして多くの人の役に立つようなことをしてくれると思っています。苦労し、思い悩み、苦しんだ分、きっと優しく、強い子に育ったと思います。工藤が話したように「おまえ達はすごい!そしてやれる力を持っている。」と私も思います。自分の夢に向かって、一歩一歩進んでいってほしいと思います。
「七転び八起き」・・・自分にその気持ちがあればいつでも、何度でもやり直せます!その気持ちを応援する仲間や私たち家族がいます!みんななら、きっと立ち上がって自分の道を歩んでいってくれると信じています。これからもみんなを応援し続けます! by 山ちゃん