旅立ち式があっている時間に、東北地方で観測記録史上最大となる地震がありました。
この日、良は、関東地方から塾に来ているYKの卒業式に出席するために、群馬にいて地震に遭遇したということでした。ホテルに帰り着いてすぐにきたすさまじい揺れに、思わずパンツ一つで外に飛び出した!ということでした。遠く離れた群馬でそれだったので、被災地はすさまじい揺れだったでしょうし、それに追い打ちをかけるような津波。
私はテレビの画面を見て愕然としました。まるで映画の場面のような状況に、恐怖を感じずにはいられませんでした。
とても痛ましく、悲しい出来事になんとも言葉では言い表せないような気持ちです。
でも、その中で一生懸命に生きていこうとする人々の姿。被災した人々を助けようと取り組んでいる人々の姿。多くの人が感じているように、私自身も、そんな姿に感動しました。
関東地方で大規模停電の中「これくらいなんでもない。できる協力は何でもする」といっていたおばちゃん。「支援物資は俺が責任をもって必ず届けるから、何があっても届けるから、ゆっくり休んでほしい」と語ったトラックの運転手。がっくりと肩を落としているご老人に「絶対ぼくたちがもとのふるさとの姿に戻すから」と語っていた高校生。こんな国に生まれて、そしてこんな思いやりがある人々がたくさんいる日本で良かったなと思いました。まだまだ、日本も捨てたもんじゃないぞ!ってとても誇らしげに思えました。
しょう油の貸し借りの長屋文化を育んだ筑豊。この筑豊魂を私たちTFGも何らかの形で、被災した皆様に届けたいと思っています。先日、良は、「トラック借りて行こうか!」って本気で言っていました。いろんな問題があるので、冷静に私たちにできることを考えないといけないとは思いますが、私たちの筑豊魂も何とか形にして届けたいと思います。
とても厳しい状況ですが、気持ちを一つにしてやればきっと道は拓けると思います。TFGもともに頑張ります!