Archive for 2月, 2012

塾生達のバレンタイン

木曜日, 2月 23rd, 2012

少年院ではバレンタインはどうなっているのか知りませんが、塾ではすばらしいバレンタインがあります!!

何といっても、チョコをくれるのは、TFGの姫こと優希ちゃんであったり、母こと松永さんであったりするのですから、最高でしょう!(実際は、バイト先であったり、彼女から本命チョコをもらっていたりしているようですが^0^)

で、今年は新たな出会いとなるバレンタインチョコを見つけました!14日に優希ちゃんから電話があり、「私のチョコ^0^と別に山ちゃんにもチョコが届いているから!!」と言うのです。行ってみると、塾生のKKのお母さんからチョコが届いていました。良だけでなく私にまで・・・しかも手紙付きです!とてもうれしかったですね~^0^

もちろん、お母さんからのチョコを一番よろこんだのはKK本人です。(口では、威張ったこと言っていると思いますが・・・)

手紙には、自分の息子に対する謝罪と自分自身を責める言葉が綴られていました。しかし、一方でこうして離れて暮らすことで、客観的に子どもや自分と向き合うことができたという言葉も綴られていました。みんなそうなんですよね・・・直面しているときは、逃げられないし、向き合えば嵐だし・・・でも、お互いに距離があいたり、その中で自分を見つめることでたくさんの発見があるんですよね!明けない夜はありません。きっといい関係の中で笑って過ごせる時がおとずれるのだと思います。

PS  KKのお母さんへ

元気になる手紙とおいしいチョコレートありがとうございました。KKはほんとによくバイト頑張っていますし、私にもずいぶん気を遣ってくれます。来たときは、まだまだ小学生のような感もありましたが、ぐっと大人びて男らしくなってきています。私も、塾の生活のほんの一部ですが、その様子が伝わるようにブログ頑張りたいと思います。今後ともよろしくお願いします^0^

北海道よりお客様です

木曜日, 2月 23rd, 2012

2月14日のStバレンタインの日に、北海道の北星余市高校より2名の先生が来られました。北星余市高校と言えば、あのヤンキー先生こと義家先生のいた学校です。

義家先生がまだ先生をやっていたときに、田川にある県立大学に講演にいらしたことがあります。そのとき、工藤と山ちゃんはお話しできる時間をいただき、義家先生から「塾の子ども達のために使って下さい」と、そのときの講師謝金をそのままいただきました。そのお陰で、塾生を大島キャンプに連れて行くことができ、そのとき購入したテントは、今でも「義家テント」とよばれ時々活躍しています。

さて、本題です。二人の先生とお話をさせてもらった工藤は、やはり子ども達に世の中のしわ寄せがきていると改めて感じたそうです。厳しい子達を受け入れ、新たな道を切り開いてきた北星余市高校。メディアの情報や噂を聞きつけ、きっと全国から多くの子ども達や親たちがここなら・・・期待に胸をふくらませてたくさんやってきたのだと思います。そして、たくさんの子ども達が自分を見つけて、自分の未来に羽ばたいていったと思います。

でも、みんながみんな、そうは簡単にはいかないんですよね・・・うちの塾でも一緒です。色んな立場の子がいても、集団で生活するのだからルールもあれば、モラルもあります。それに反抗していたら、仲間に迷惑がかかるのです。そうやって幾度となくトラブルを経験し、異年齢の交流の中で、社会性を身につけていくのです。ですから、学校に期待するものが大きければ大きいほど、なかなかうまくいかない時もあると思うし、社会から期待されている先生たちもきついだろうなと思います。うちの塾生にもかって北星余市高校に在籍していた子もいます。すぐに飛び出したり、居れない状況に自分を追い込んだり・・・

そうした子達を目の前にして、私たちはその子達にこそ、自分が大切だ!夢を持って生きていこうとする居場所を提供していく必要があると考えています。

良はよく「施設に鍵をかけるのではなく、心に”信頼”という鍵をかけないといけない」と言います。集団の中で、しっかりと個と個でつながりながら、支え、鍛えていくことが重要なのでしょうね!

勉強になりました!!ありがとうございました。また、遊びに来て下さい。私たちも、いつか伺わせてもらおうと思っています。

山ちゃんの感じた更生保護

木曜日, 2月 2nd, 2012

北海道、東北を中心に、日本海側でとんでもないことになっています。

被害にあわれた方、本当に大変だと思いますが、何とか乗り切ってほしいと切に願っています。

ここ福岡田川でも、今日はすごく冷え込んでいて断続的に雪が舞っています。雪化粧には至っていませんが、すごく寒いです。

さて、タイトルは大げさだとは思いましたが、何と表現していいのかがわからなくて、こんな見出しをつけました。私が良と話をして感じたことを、何となくつぶやいてみます。

昨日良に、先日あった、全国の更生保護施設の会議の内容について話をききました。利用者のニーズと国の要望と施設の現状が少しずつずれてきているというものでした。世の中が、それくらい変化しているのだなと感じました。

昨年、長崎にある南高愛隣会の活動が新聞やテレビで大きく紹介されていました。まさに、現場のニーズに合わせた地方からの変革であると感じています。国から要求されたことに対応するだけでなく、目の前の利用者の実態と社会の状況をしっかりと見据えて、更生保護の有り様を模索していかなければならないと思います。

先日、塾で2年間ほど過ごしていた青年が卒塾をしました。アルバイトをしてお金を貯めて、自分で免許を取って、社会に出てもしっかりと生きていける術と強い心を身につけ社会に旅立ちました。少年院を退所した青年の再犯率の高さが指摘されていますが、少年院をでて、すぐに社会に出されても生きていく知識も技術も、そしてたくましい心も身につけていなければ、そうなるのは当然のことだというのが良の考えです。自分をふり返り、自分の目標を見つけて、心を安定させて、今のこの厳しい社会を生きていくためにはそれなりの時間と労力が必要なのです。

こういう現実がわかった私たちが、これからの更生保護のありようをみつけていかなければならないと思いました。

その会議の中で、良が挨拶をしていただいた施設長さんから、これからはあなたたちの時代だから・・・と声をかけられたそうです。そういっていただいた良は私たちがやっている活動を認めてもらっているといううれしさと同時に、青少年の更生保護の今後に大きな責任を感じとったようでした。

とりとめもないブログになってしまいましたが、なんとなく感じたことを文字にしてみました。