5月12日、13日の二日間にわたって今年度貸していただいた土地の除草作業、土地の耕し、肥料入れを行い、作物の植え付けの準備を行いました。
良の日頃の行いが良いのか、はたまた塾生達の行いがよいのか、この二日間はとても天気が良く、農作業するにはとても気持ちのいいさわやかな天気になりました。
今回作業した畑では、主にサツマイモを栽培する予定です。まず、農園プロジェクトを進めるに当たって、畑とその周りの草刈りを行いました。少し休んでいた土地ということもあり、周りはかなり草が覆い茂っています。そこを草刈り機(今回奮発して農園プロジェクト用の草刈り機を購入しました!!)と鎌でじゃんじゃん刈っていきます!
ここで張り切ったのは塾長の良です。以前、GOKURENKAIのボランティアをしていたときもでしたが、草刈り機を持たせるとビービーふかしてみたりして我が物顔で遊んでまわるのです!そう、おもちゃを買い与えられた子どものように喜んで草を刈っている!?のです。そのうち塾生達から「工藤さん、僕たちにもやらせてくださいよ~」といわれる始末。でも、とにかく先頭に立って自らがその姿でこの農園プロジェクトにかける意気込みを示したのは、さすが!!といっておきましょう^0^/
あらかた草取りが終わって、今度は肥料を入れます。この肥料を混ぜ込むというか、畑全体へ広げるという作業がなかなか汗をかく大変な作業でした!
今回の農園プロジェクトに当たって農業の指導をしていただくのが、こちら田辺さんです。ここの地域の保護司さんで、TFGの子どもたちの面倒も見ていただいています。田辺さんから御指導いただき、牛糞・籾殻・石灰・油かす・48等の肥料をまいていきます。牛糞は軽トラで牛を飼っている農家に安く分けていただきました!籾殻は、金川農協に頂き、肥料関係も金川農協に頼みました。・・・こだわりの良は、家庭菜園の本まで買ってきて土作りの研究をしていましたが、学習の成果をきっと活かすことが出来たことでしょう!
畑への道が狭く、軽トラが畑のすぐそばまで入ることが出来ないため、肥料を広げ、まくのはすべて塾生の手作業です。これはなかなかしんどい作業でしたが、文句の一つも言わず!?頑張った子どもたちでした。でも、このような農作業が出来る子どもたちは、貴重な体験をすることができ、とても幸せなことだと思いました。青空の下、みんなで輪になって、あぜ道で食べる昼食は格別においしかったです!
今回、なかなか外に出て行こうとしなかったTYが頑張ったり、力仕事が苦手そうなKTやちょっと愚痴が出そうなKJやKS達が、仲間と協力して作業できたことも嬉しかったのですが、それ以上に嬉しかったのが、地域の方が声を掛けてくださったことです。地域の顔である田辺さんらが一緒に作業をしてくださっていたことが大きかったと思いますが、「頑張りよー」「応援しようきね!」等の声を掛けていただきました。
当塾の対していろんな見方があるのも事実です。それは当たり前のことだと思っています。しかし、こうして地域に出て作業している姿を見てもらい、笑顔で頑張っている子どもたちにふれていただくことで、子どもたちの良さや頑張りが伝わり、いろんな状況下におかれている子どもたちに対する大人の見方も大きく変わってくるという確かな手応えを感じることが出来ました。おこがましい言い方になってしまいましたが、こうした活動がこのふれあい農園のプロジェクトの目的であるし、目的を達成することが出来そうだと見通しを持つことが出来たのです。
さぁ、農園プロジェクトも本格的に動き出しました!沢山の汗を流して、植え付けの準備をしたのできっとおいしいサツマイモが沢山出来ることだと思います。来週末にはサツマイモの苗を植え付けます。いろんな意味で、毎週の作業が楽しみになってきました!