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滝修行

月曜日, 12月 31st, 2012

みなさんこんにちは(^^)/

今年も今日で終わり、2012年も色々なことがあった1年でした。

今年のまとめは山ちゃんが詳しくしてくれたので、先日28日に行われたTFG恒例、年末滝修行の模様を報告しま~す(^_^)

当日は気温が暖かかったけど、雨が降っていて水の量が気になりながら出発しました。


寺に到着して、工藤さんからみんなへのお話。

出発前にも塾で工藤さんがみんなに話していましたが、「ほんとは俺もやりたくないし、迷った。でも人生生きていればそういう嫌なことはたくさんある。その嫌なことにぶつかったときに、どうするのか、ぶつかっていくのか逃げるのか、自分を奮い立たせてそれを乗り越えていくことが大切」と話されてました。

そして滝に打たれるかどうか、それはまわりと話し合って決めることではなく、自分自身と相談して決めること、滝だけでなく人生全体にも言えることですが、自らがどうしたいのか、その気持ちが一番大事ということですね。

ってことでお寺に入りまして、まずはお参りです。

滝のそばにある龍神様の祠での様子♪

工藤さんがしゃがんでいる先に大きな金剛杵があって、こうやってお祈りして、自分を振り返り、また来年に向けての思いなどを祈ります。

そして滝修行!!なんですが、予想通り水の量が多い!!例年の2倍くらいあって、勢いも強くて、滝に打たれる立ち位置がなかなか決められませんでした(^_^;)

立つ位置考えちゅう☆

だいたいこの辺に立てば大丈夫だろうと決まったところで、いざ滝修行!!

滝に打たれない子たちは打たれる子の応援ということで、滝のそばで見守りです。

いくら暖かいとはいえ、この時期にこの格好はほんと寒いです(^_^;)

そして塾生が順番に滝に打たれます。今年は打たれる時に、龍神様の真言と、自らの目標を言いました。

「日本一の調理師になる」、「現役で東京大学に合格する」「日本一のバンドになる」「工藤さんを超える男になる」など、一人ひとり、自分の目標を大きな声で言っていました。今年は塾生たちの気迫がすごくて、毎年すごいな~と思いますが、今年は特にすごいと思いました。みんなの心意気が伝わってきて、とても感動しました。

子どもたちが終わったら次はスタッフの番です。義塾の手伝いをしながら工藤さんの下で男を磨いている子、かっちゃん、僕、兄貴、工藤さんの順番で打たれていきました。

スタッフも、一人ひとりが今年一年自らを振り返り、また来年に向けての思いを新たにしていました。

今年は水量が多くて、気温が暖かかった為か、滝に打たれた後もすごく寒かったです。

そして工藤さんです。

今年は滝に打たれながら、滝に打たれた塾生たちにメッセージを送りました。

それぞれの目標に対して、「おまえならやれる!」と熱いメッセージを送って、塾生たちも真剣なまなざしで工藤さんを見つめていました。

みんなが見守るなか、滝に打たれる前に自らに気合いを入れ、また工藤さんから気合いを入れてもらい、滝に打たれ、自らを振り返る。出発するときに工藤さんが話していたように、滝は人生そのものだなと改めて感じました。滝に打たれる子どもたち一人ひとりをしっかりと目に焼きつけるように、子どもたちを見守る存在でありたいと思いました。

そして、滝が終わったら、これまた毎年恒例食事会です。

みんな滝修行も無事終わって、すっきり、リラックスした表情でした♪

みんなでご飯食べて、今年も滝修行無事に終了しました☆

今年1年も多くの方々にご支援をいただきました。改めてお礼申し上げるとともに、来年からも子どもたちの為に一歩一歩歩んでいきたいと思います。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

ってことで、みなさまよいお年を~(^^)/

2012年をふり返って

月曜日, 12月 31st, 2012

いよいよ今日で今年も終わりですね・・・ここ田川では,昨日からぐっと冷え込んで雪が舞っています。

今年1年たくさんのご支援・ご協力いただきありがとうございました!おかげさまで,少しずつではありますがTFGも確実に成長していると感じています。

さて,今年の1年をふり返ってみると,子ども達にとってはやはり厳しい社会状況の1年であったなと思います。工藤の今年の講演会は45ヶ所,当塾への視察が大きなもので17件,保護者からの相談件数は120件以上ありました。保護者からの相談内容も,薬物,家庭内暴力,家出,窃盗,性被害など・・・多岐にわたっています。そして,保護者はその状況の中で子どもと共にきつい思いをしています。先が見えない状況はとてもきついのですが,共に悩み苦しんでいるケースはきっと近い将来で光が差してくると思われますが,完全にその関係を絶ってしまおうとするケースは,目の前は楽になるかもしれませんが,その先の光まで絶ってしまっているように思えてなりません。子ども達が見せる非行の厳しい姿は,私たち大人や親のモラルやマナーなど,心の中を映し出していると思います。

先日塾を抜け出し,再び警察のお世話になったYTが鑑別所から工藤に手紙を送ってきていました。目の前の欲望に負けてしまったときには見えなかったものが,自分と対峙する時間と空間が与えられることで,見えてくるんですね・・・でも,こうして何度も繰り返さないとわからないのかもしれません。しかし,工藤はこの子達を諦めて,関係を絶つことだけはしません。ここが,山ちゃんよりも辛抱強く,自分自身が這い上がってきたからこその信念が見せる行動なのでしょうね。

そんな工藤の情熱が,今年も様々な分野で認められました。今年は大きなものを3つ紹介します。

まず1つ目は,工藤が10月3日に,なんと警察大学校で講師として講演を行いました。警察大学校は,警察上級幹部に対し必要な知識、技能、指導能力及び管理能力を修得させるための教養を行うほか、警察業務に関する研究を行うところだそうです。ここで,幹部候補の警察官にTFGのことや,少年らとの関わりを話させてもらいました。この講演は校長である田村正博警視監が声をかけてくださって行われたものでした。田村さんは以前福岡県警本部長としてご活躍されており,そのときにフォーラムに呼んでいただくなど工藤に目をかけてくださっていました。工藤も,中央から派遣されたキャリアの人かと思っていたら,すごく波動があうし,男気があっていい人!山ちゃんも会ってみたらいいよ!と話していた方です。以前,「打倒!福岡県警!!」なんて言って,警察のお世話になっていた少年が,警察大学校で講演を行ったのです^0^びっくりですよね!良も,さすがに緊張したと言っていました。

2つ目は,内閣府青少年育成リーダー研修会の近畿ブロックの講師に任命されたことです。一昨年から,内閣府から声がかかって青少年健全育成に関してアドバイザー的な位置で会議に参加してきました。そして,今年は中央研修ではなく全国を8ブロックに分けての研修会になったのですが,その近畿地方の講師として任命され,全国的にも難しいと言われる近畿地方を任されました。

そして,3つめは天皇誕生日御下賜金をいただいたことです。これは,天皇誕生日に宮内庁より更生保護に関わる団体に与えられるもので,今年は全国で8団体がこの御下賜金をいただきました。さらに,NPO団体,民間としてこの御下賜金をいただくのは全国初と言うことで,福岡保護観察所の方々も喜んでくださいました。
で,12月27日に福岡検察庁でその伝達式がありました。事前のリハーサルではこの通り緊張していました^0^ 

 

表彰状や御下賜金は白い手袋をしていただくという厳粛な雰囲気の中で,工藤はTFGの設立の経過と先日卒塾したCMのことを踏まえて,工藤らしい謝辞を述べました。残念ながら,本番のようすは山ちゃんも写真に撮ることができませんでした。
主催者のあいさつでTFGのことをボランティア時代からの経過と少年に特化した更生保護事業とその業績について触れ,私たちの活動を高く評価していただいていることが伝わってきました。

田川市からは,尾垣教育長と中野校長が式に参列してくださいました。

 

で,これがその表彰状!?と御下賜金です!福岡保護観察所の方が,額に入れてくださいました。
宮内庁からの賜り物などはじめてみました!!シンプルですが,なんかちょっと雰囲気がありますね。

というように,大きな出来事を3つ紹介させてもらいました。これらの評価に驕れることなく,これからも目の前の一人ひとりを大切に,日々精進を重ねていきたいと思います。

最後に,応援してくださっている皆様にご報告があります。更生保護事業も,NPOの支援活動も,悲しいけど多くの要望があります。現在の家屋は借家で4名の定員ですが,このたび10名程度を定員とする新たな施設の建設を予定しています。これまでも,何度か施設の建設を試みてきましたが,私たちのような小さな団体に大金を貸してくださるところがなく,実現できませんでした。しかし,株式会社マキテック様より,返済は少しずつでよいから・・・とありがたい声をかけていただき,施設の建設に向け,現在話を進めています。私たちにとっては莫大な費用ですが,足場を固め,確実な歩みを進めるために清水の舞台から飛び降りるつもりで,動いています。

来年も,TFGならではの,TFGにしかできない活動を展開していくことを皆様にお約束致します。これからも,多くのご支援とご協力をお願い致します。